私は2020年3月に前の職場(公務員)を退職し、4月から新しい職場(公務員)で働いています。9月いっぱいで半年が経ちますので公務員から公務員へ転職することのメリット・デメリットについて書きたいと思います。
まずはメリットから!
家から職場が近くなった!
前の職場までは車で通勤していたのですが、片道1時間の時間をかけて通勤していました。
現在は自転車で10分かかりません!往復で考えれば、100分も自分の時間が増えたことになります。こうしてブログを書けるようになったのもそのおかげです。
公務員は在宅勤務への対応も遅く、今後も通勤するスタイルは変わらないと思いますので、通勤時間は公務員にとって重要な項目です。
退職手当についての勤続年数を引き継ぐことができた!
これは転職先の自治体によると思いますが、私の場合前の職場を退職した際に退職手当は支給されず、勤続年数を次の職場に引き継ぐことができました。
給与については、経験年数が加算されることは知っていましたが、退職手当についても引き継ぐことができるとは知りませんでした。
正直に言うと、引っ越し費用等を退職手当で賄おうと考えていましたので、計画が狂い、少し戸惑いました(笑)
公務員から公務員へ転職を考えている方は退職手当が支給されないこともありますので注意してください!
夏季休暇が1日増えた!
前職では夏季休暇は7月・8月・9月で5日間取得することができましたが、それが1日増え6日間になりました!
夏季休暇は自治体によって差があり、少ないところだと3日間しか取得できないところもあると聞きます。
夏季休暇は比較的取得しやすい休暇ですので、1日とはいえ増えたことは純粋に嬉しかったです!
次にデメリットです!
イチから人脈を構築しなければならない。
公務員の仕事を進めるうえで、人脈は非常に重要です!私は以前の職場で4年間働きましたが、4年間で知らず知らずのうちに築き上げた人脈の重要性を転職してから思い知りました。人脈を失ったことが一番マイナスでした。
しかし、ありがたいことに前職の先輩方が私の転職先で勤務している大学時代の同期の方に声をかけていただいていたのです!そのおかげで4月当初は声をかけてもらえることも多くあり、非常に助かりました。
そうはいっても知らない人がばかりで、コロナも相まって電話はよくするのに未だに顔を合わせたことのない人もたくさんいます。
夏のボーナスが満額支給されない。
公務員のボーナスは6ヶ月以上勤務して初めて満額支給されます。4月採用ですと、夏のボーナスまでは3ヶ月未満ですので30%の支給率になります。
手取りで12万円程度しか支給されませんでした。転職しなければ、40万近く支給されていたはずですのでこれはかなり痛いです。
有給休暇は引き継げない。
有給休暇は引き継ぐことはできません。私は20日近く有給休暇を残したまま退職しました。
公務員は4月1日に採用された時点で10日から15日程度の有給休暇が付与されるので安心ですね。民間では半年間勤務してやっと有給休暇が付与されることが多いです。
最後に
良くも悪くも公務員的な物事の思考というものはまったく変わりませんでした。この点は一度公務員を経験されたことのある方であれば全国どこでも通用しますのでメリットと言えるのかもしれません。転職すると新しく覚えなければならないことが本当に多く、苦労することも多いと思います。メリットやデメリットをしっかり把握したうえで転職すればその苦労も多少は軽減されると思いますので、この記事を参考にして転職活動に取り組んでいただければ幸いです。